Intel ARC A750 21P02J00BAのレビュー。ミドルクラスではコスパ良い

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Intelは消費者向けグラフィックスカード市場に再参入したARC A750を2022/10月にリリースしました。競合製品と比較してまずまずの性能を示すこの製品です使ってみた感想を書きたいと思います。ゲーマー向けグラフィックスとしてはまだ発展途上にある印象です。

目次

Intel ARC A750 21P02J00BAのスペック

Intel初のゲーマー向け独立型グラフィックスカードで、競合はRTX 3060を想定したスペックです。

  • GPU: ARC A750
  • コア数: 32基
  • ブーストクロック: 2.05GHz
  • ビデオメモリ: 8GB
  • 出力: DisplayPort 2.0 x3, HDMI 2.1 x1
  • パワーコネクタ: 8ピン x1
  • 形状: 2スロット
  • 推奨電源容量: 650W
  • 補助電源: 8ピン x 1

Intel製のグラフィックカードについて


Intelが自社製GPUを搭載したグラフィックカード「Intel ARC」シリーズを2022年10月に発売し、長年NVIDIA・AMDの独占状態が続いていたグラフィックカード市場に新規参入しました。

競合はRadeon RTX3060

Intel ARCシリーズ第1弾として発売されたのが、Alchemistアーキテクチャを採用するA770とA750である。競合製品のRTX 3060やRX 6600と比較して、値段の手頃さが特徴です。

IntelはCPU分野で圧倒的シェアを誇るものの、GPU市場から長らく遠ざかっていた。自社製GPUをグラフィックカードに搭載することで、グラフィックス領域でのプレゼンスを高める狙いがある。

発売当初の製品はドライバなどの不具合も指摘されていました。どうなのIntelのグラフィックカードはとも言われていましたが、Intelならではの高い技術力を背景に、今後驚きの進化が期待されます。新規参入による競争促進で、GPU市場の活性化が図られることになりそう。

Intel ARC A750 21P02J00BAのレビュー

Intelの新型GPU「ARC A750」は、同社のグラフィックスカード市場への本格参入第1弾として注目を集めた製品なんですが、残念ながら期待外れの内容です。

競合との性能差は歴然としており、ドライバ面での課題も多く、ゲーマーからの評価は厳しい感じです。まだ市場での地位は確立できていないと言える。

今更GeForce RTX 3060がベンチマークなのか?

まず性能面では、競合のGeForce RTX3060やRadeon RX6600との比較において明らかに引けを取っている。最新のAAAタイトルでのフレームレートは競合を下回り、快適なゲームプレイを実現できるゲームも限定的です。リアルタイムレイトレーシングのサポート自体が不完全で、その点でNVIDIA製品の後塵を拝しているのは見ても明らか。

不具合多発

ドライバの最適化も不十分で、ゲームによってはマイナーな顛末に悩まされることです。安定性は決して高いとは言えず、ドライバのアップデートは必須です。

発熱と騒音も微妙

さらに消費電力性能比で見ても、同クラスの競合製品より劣る結果が多く、発熱や騒音の点でも疑問符が付く。発売時の供給不足から価格が高騰していたこともネガティブな評価の一因となった。

Intelの技術力からすれば、今後は改善に努めることでしょう。しかし第1世代の製品としてはインパクト不足で、市場での評価を落とした格好です。競争を活性化させるという期待に応えることができたとは言い難い製品と言わざるを得ない。

Intel ARC A750 21P02J00BAの購入

価格は、こなれてきた感じです。

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