CrusialのNVMeのSSD「CT1000T700SSD3JP」は、高速データ転送と耐久性を兼ね備えた1TB M.2 NVMe SSDドライブです。PCI Express Gen5インターフェイスをサポートし、読み書き共に最大11700MB/sの転送速度を実現しています。詳細をまとめてみました。
CRUCIAL CT1000T700SSD3JPの詳細について
おもなスペックは以下のようになっています。PCIe 5.0という最新インターフェースを採用しているだけでなく、TLC 3D NANDフラッシュメモリーを使用することで、読み書きともに11GB/sを超える驚異的な転送速度を実現しています。
- 容量: 1TB
- インターフェース: PCI-Express Gen5
- フラッシュ規格: TLC NAND
- フォームファクタ: M.2 2280
- 最大読み込み速度: 11700MB/s
- 最大書き込み速度: 9500MB/s
PCI Express Gen5対応
CrucialのCT1000というNVMe SSDは、最新インターフェースであるPCI Express Gen5に対応した高速SSDです。抜群の転送速度を実現するだけでなく、先進的な技術により耐久性やデータ保護機能も抜本的に強化された次世代ストレージといえます。
PCI Express 5.0 x4インターフェースで接続し、最大11700MB/sの読み出しと最大9500MB/sの書き込みを達成。これは前世代のPCIe 4.0の約2倍に相当する速度で、大容量ゲームや8K動画といったデータを快適に読み書きできる実力があるSSDです。
ステージングSLCキャッシュで劣化対策
TLC 3D NANDフラッシュ技術を採用することで高密度化を実現しつつも、MLCに迫る耐久性を確保。ステージングSLCキャッシュというデータの一時保管機能が劣化対策として機能しています。公称300TBW以上の耐久寿命を謳っており、1日当たり1.5GBのデータ消費を考慮すると、5年以上は問題なく大容量データの書き込みができます。
データ保護とセキュリティ
データ保全面では、エラー訂正機能であるLDPC(Low Density Parity Check)やデータパスのEnd-to-End保護をサポート。読み書き中にデータの齟齬が発生することを防止します。またAIP(Atomic Instruction parameter)という機能でファームウェアレベルの改ざん攻撃からもデバイスを守れるよう設計されています。
ヒートシンクは有り無し選べる
ヒートシンクは有無を選べます。僕は無し版を選びました。ヒートシンクあり版は、形状が大きすぎるんですよね。他との干渉の心配から、ヒートシンク無しを選びました。
CRUCIAL CT1000T700SSD3JPを使ってみた感想
このCrucialのCT1000 NVMe SSDを自作のゲームパソコンに組み込んで使用した感想を述べさせて頂きます。このSSDを選んだ理由は、2万円台でコストパフォーマンスに優れた新世代PCie 5.0対応NVMeドライブを探していたことと、Crucial SSDの信頼性の高さが決め手となりました。
1TBという十分な容量に加えて、11GB/sを超える高速転送が可能というスペックは、大型AAAゲームタイトルへのロード時間短縮や4K映像編集操作時のストレスフリーなレスポンスを実現できそうだと期待していました。
実際に自作したCore i9-13900KとGeForce RTX 4090を搭載するマシンにT700を搭載して使用したところ、予想以上の性能を発揮してくれました。というのも、起動からシャットダウンまで全般的にレスポンスが決定的に向上し、ゲームのロード時間は比べ物にならないほど短縮された点が最大の収穫でした。
また複数のPCie 5.0 SSDをRAID 0構成に組んでみたところ、キャッシュ読み込み性能でほぼ上限値に達する速度も記録できました。これは大容量データの読み書きで大活躍してくれそうです。耐久面でも公称300TBWという高耐久仕様を採用しているので、長期間の重用でもパフォーマンスが劣化しにくい設計となっている点も安心感があります。
熱や消費電力といった環境面での配慮も手厚く、状況に応じた適応制御を施すことで高負荷状態でも安定稼働できるようなっています。PCIe 5.0の高速インターフェイスをいかんなく活かしつつ、信頼性や省電力化といったNVMe SSD本来の目的もしっかり成し遂げていると感じました。
購入について
だいぶ割安です。けっこう売り切れも多いのでご注意ください。
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