ASUS ROG STRIX Z790-F GAMING WIFIは、パフォーマンスと機能性が高いIntelのZ790チップセットを採用したゲーマー向けのマザーボードです。WiFi 6Eや2.5ギガビットLAN、PCIe 5.0×16スロットなど最新規格をサポートしており、高速データ転送と安定した通信が可能です。詳しくレビューしてみました。
ASUS ROG STRIX Z790-F GAMING WIFIの特徴
ASUS ROG STRIX Z790-F GAMING WIFIは、Intelの最新Z790チップセットを採用したゲーミング向けマザーボードです。大きな特徴として、Z790チップセットとDDR5メモリのサポートがあげられます。
Z790チップセット
Z790チップセットによりCPU直結のPCIe 5.0×16スロットを2つ搭載しているので、SLIやCrossfireなどマルチGPU設定を行う際に威力を発揮します。
インテル Socket LGA 1700
Socket LGA1700への対応により、Core i9-13900KやCore i7-13700Kなど、最大24コア/32スレッドに対応した高性能CPUを搭載可能です。
DDR5メモリに対応
DDR5メモリは従来のDDR4と比べて速度が約1.8倍に向上しています。最大128GBまで搭載可能で、オーバークロック時のメモリ周波数も高く設定できるので、ゲームやクリエイティブ作業でパフォーマンスアップが期待できます。
WIFI 6E対応
さらに2.5Gbpsの高速LANポートを搭載し、WiFi 6EやBluetooth 5.2など最新規格のワイヤレス機能をサポート。特徴的なのが、外付けのアンテナを使用している点です。
通常、マザーボード内蔵のWiFiモジュールは小型化が進み、外部アンテナが不要な製品が主流です。しかしROG STRIXのWiFi 6Eは、2本のアンテナ線を備えた巨大な外付けモジュールを採用。これにより安定した通信品質と広いエリアでのカバレッジを実現しています。
PCIe5.0
PCIe 5.0はデータ転送速度がPCIe 4.0の約2倍の速さで、高速SSDや高性能グラフィックスカードとの相性が良いです。
ASUS ROG STRIX Z790-F GAMING WIFIの感想
ROGシリーズらしい派手かつ凝った外観デザインながら、PCIeスロットやM.2ソケットのレイアウトは非常に使いやすく、スムーズな作業が行えました。ただ、動かすまでに大変でした。
BIOS設定が初期でRAID設定
そのまま組み上げると、間違いなくBIOSエラーが発生します。VMD設定が初期設定でONになっているためです。
TSUKUMOの以下のページを読むと、設定OFFの方法がよくわかります。
これは玄人向けですね。初心者が最新マザーボードとして手を出すと、動かすことすら難しいのが想像できますね。
スペックは満足
何か色々と勝手にソフトがインストールされるのが嫌でしたが、スペック的には満足です。特にインテルプラットフォームならではの利点と言えるDDR5とPCIe 5.0の効果は絶大。
ゲーム中のロード時間が非常に短くなるなど、次世代インターフェイス技術のメリットを実感できます。マルチタスク処理においても快適な応答性を保ちつつ、高解像度・高フレームレートのゲームを楽しめます。
Bluetoothは不安定BIOSアップデートは必須
Bluetoothは最新規格に対応していることもポイント高いのですが、不安定です。なぜか、よく途切れる。まだまだ不具合が多いマザーボードかもしれません。
購入について
高額マザーボードなので、価格差は出ていますね。BTOショップであるTSUKUMOが安いです。ただし、すぐに在庫切れになることがあります。
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