玄人志向 AR-A580D6-E8GB/DFの口コミとレビュー。Intel Arc 580搭載グラフィックカード

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玄人志向のAR-A580D6-E8GB/DFは、インテル製のGPU Arc A580を搭載したミドルレンジクラスのグラフィックボードです。詳しくレビューしてみます。

目次

AR-A580D6-E8GB/DFの詳細

玄人志向から発売されたAR-A580D6-E8GB/DFは、Intelの新GPU、Arc A580をベースにしたミドルユーザー向けのカスタムグラフィックボードです。

玄人志向 AR-A580D6-E8GB/DF Intel Arc A580搭載 グラフィックスカード

GPUクアクロック数

同社のカスタマイズにより、GPUコアクロックが1,700MHzから2,000MHzへ、メモリクロックも7,500MHzから8,000MHzへと大幅にオーバークロックされており、ストック仕様比で約20%の性能アップが図られています。

ファンは0dB FAN MODEL

冷却性能強化のため、オリジナルの2ファンを2基搭載しています。発熱効率を追求した外観デザインとなっています。最近では非常に珍しいファンの数が2つなので、その分、静音です。

また、ファンはセミファンレスとなっています。GPU温度を監視しており、状況に合わせてファンを停止させます。より静音性能も高めています

公式ホームページでの解説

玄人志向
AR-A580D6-E8GB/DF | AR-A580D6-E8GB/DF | 玄人志向 Intel® Arc™ 580 搭載 グラフィックボード | 玄人志向 PCパーツブランド 玄人志向 Intel® Arc™ 580 搭載 グラフィックボードです。 Boostクロック:2000MHz、8GB GDDR6 メモリ、DisplayPort 2.0 x3/HDMI 2.0 x1

Intel ARC A580について

Intel ARC A580は、2022年にIntelが発表した新しいGPUアーキテクチャ「Alchemist」のフラッグシップモデルです。IntelはこれまでCPU分野で圧倒的なシェアを誇ってきましたが、GPU分野でのプレゼンスが弱かったため、GPUの開発に本腰を入れた製品です。

特徴

ARC A580は6nmプロセスで製造されており、ACM-G10のコードネームが付けられた新アーキテクチャを採用しています。最大32基のXEコアと512基のVector Engineを搭載しており、演算性能は16TFLOPSを誇ります。メモリインターフェイスは256bit、GDDR6メモリを16GB搭載しています。

XeSSアップスケーリングテクノロジー

Intel独自のXeSSアップスケーリングテクノロジーも搭載しており、解像度の犠牲なく画質を上げることが可能です。ドライバレベルの各種最適化も行われており、安定した高パフォーマンスを引き出すことができるのが強みです。

DirectX12 Ultimate対応

ゲーム分野では、DirectX12 Ultimateに完全対応し、リアルタイムレイトレーシングもサポート。Unreal Engine5対応タイトルでの高速描画が可能です。PixarのRendermanエンジンもサポートしており、クリエイター向け利用も視野に入れた設計となっています。

発売当初はドライバの不具合などから、想定した性能を発揮できない場面もありましたが、Intelは速やかにアップデートを重ねることで、安定した性能を引き出せるようになりました。

AR-A580D6-E8GB/DFの感想

このグラフィックボードは、IntelのArc A580 GPUをベースに、クロックを大幅にアップしてパフォーマンスを引き上げた、玄人志向モデルです。

シンプルな外見

外観はめちゃくちゃ地味です。2基のファンのエアフローと冷却性能を徹底的に追及した結果のデザインだと思います。

性能はGeForce RTX 3060レベル

性能は、残念ながら、なぜ今の時代に、このグラフィックカードを出したんだろうというレベルです。

一昔まえのGeForce RTX 3060より、少し上というくらいです。

値段は2万後半〜3万円台

何もかも価格が上がっている超円安の時代に、新発売で3万円台のグラフィックカードというのは驚きです。Intelが目指すところがいまいち分かりませんが、購入者としては迷うところですね。2〜3万台は魅力ではあります。

玄人志向 AR-A580D6-E8GB/DF Intel Arc A580搭載 グラフィックスカード
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