MSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OCのレビューと感想。コスパ抜群で今なら買い

2023年9月13日

MSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OCは、NVIDIAのAmpereアーキテクチャを採用したミドルクラスGPU、GeForce RTX 3060を搭載したグラフィックスカードです。1080p/1440pゲーミングにおいて、高いコストパフォーマンスを発揮する製品と言えます。

発売してしばらくたち、かなりコスパがよいグラフィックカードとなりました。本レビューでは、VENTUS 2X OCの性能と特徴について詳しく検証していきます。

MSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OCのスペック

MSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OCは、NVIDIAのAmpereアーキテクチャを採用したミドルクラスGPUであるGeForce RTX 3060を搭載したグラフィックスカードです。

GeForce RTX 3060のスペックをベースに、ブーストクロックと冷却性能が向上したOCモデルです。コンパクトな2スロットサイズで、1080p/1440pゲーミングに適したスペック設定となっています。

スペック

GPU: NVIDIA GeForce RTX 3060
CUDAコア: 3584
ブーストクロック: 1867 MHz
メモリ容量: 12GB GDDR6
メモリクロック: 15Gbps
メモリバス幅: 192bit
出力: HDMI 2.1、DisplayPort 1.4a x 3
推奨電源: 550W
補助電源: 8ピン x 1
サイズ: 229 x 131 x 41 mm
ダブルファン冷却
RGBライティング

Ampereアーキテクチャについて

Ampereアーキテクチャは、NVIDIAが2020年に発表したGPUアーキテクチャです。Turingアーキテクチャから大きな進化を遂げたAmpereは、ゲーミング性能とエネルギー効率の大幅な向上を実現しています。

ストリーミングマルチプロセッサ設計

最大の特徴は、新しいSM(ストリーミングマルチプロセッサ)の設計です。従来のFP32コアに加えて、新たにFP32コアの2倍の性能を持つFP64コアが追加されています。トランジスタレベルでの最適化も行われ、SM当たりの演算性能は大きく向上しています。

Tensorコア搭載

次世代Tensorコアも搭載されており、深層学習やAIに特化した演算が高速化。RTコア数も増加し、リアルタイムレイトレーシングの性能が大きく引き上げられています。

製造プロセス

製造プロセスはSamsungの8nmプロセスを採用。キャッシュメモリアーキテクチャも刷新され、メモリの階層構造がより適切に設計されています。PCI Express 4.0に対応したインターフェイスも実装されています。

Ampereアーキテクチャに基づくGeForce RTX 30シリーズは、前世代から1.5~2倍の性能向上を果たしています。高速なRay Tracing処理とAI学習Taskもこなせる汎用性の高いGPUアーキテクチャとして、ゲーミング分野を牽引しています。

MSIの公式HP

MSI公式のMSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OCの解説ページはこちら。あまり詳しい情報がわかりません。

MSI GeForce RTX 3060 VENTUS 2X 12G OCの概要

MSIのVENTUSブランドはエントリーモデルと位置付けられていますが、基本性能を確保しつつコストパフォーマンスに優れた製品設計がなされています。

GeForce RTX 3060のGPUコアはGA106を採用しており、CUDAコア数は3584基です。ブーストクロックは1867MHzと、リファレンス仕様の1837MHzからオーバークロックが施されています。12GBのGDDR6メモリを192bitインターフェイスで実装しており、メモリ帯域幅は360GB/sを確保しています。