GeForce RTX 4070 SUPERは、Nvidiaによって開発された次世代のGPU(グラフィックスプロセッサ)の1つです。RTX 40シリーズは2022年末に発表され、従来のRTX 30シリーズから大幅に性能が向上しています。売れ筋のモデルであったRTX 4070の上位版という形でRTX4070 Superがリリースされました。くわしくまとめてみます。
GeForce RTX 4070 Superについて
新しいAda Lovelaceアーキテクチャを採用
RTX 4070 SUPERは、中~上位モデルと位置づけられており、ゲーミングを始めとするグラフィックス処理に求められる高速化と省電力化を両立させています。
具体的には、新しいAda Lovelaceアーキテクチャを採用し、第2世代のRTコアや第4世代のTensorコアを搭載することで、レイトレーシングやAI活用といった先進的なグラフィックス技術を飛躍的に高速で処理できるようになっています。
消費電力は抑えめ
従来と比べて最大で2倍のシェーダーパフォーマンスを実現しつつ、消費電力量は抑えられていて、発熱量も低減されています。これは先進的な5nmプロセス技術をはじめ、電源制御機能やファン制御機能の改良などによるものです。
スペック解説
具体的なスペックとしては、CUDAコア数が7680基で、基本クロックが2310MHz、ブーストクロックが2610MHzです。16GBのGDDR6Xメモリを搭載し、メモリバス幅は256bit、メモリ帯域幅は448GB/sです。
インターフェースはPCI Express 4.0で、必要な電源容量は700W以上の電源ユニットが推奨されています。出力オプションとして、DisplayPort 1.4a×3、HDMI 2.1×1を装備しています。
レイトレーシング対応
性能面では、従来のRTX 3070よりも最大100%高速になっており、4K解像度やレイトレーシングを利用した高画質描画を行うことができます。さらにNVIDIA DLSSやリフレックスなどのグラフィックステクノロジーをサポートしているので、性能と画質の両立が期待できます。
レイトレーシングの有無は、下記のようにかなり大きいです。
価格帯について
NvidiaではRTX 4070 SUPERの市場想定価格を799ドルとしており、大幅な円安により残念ながら日本での実売価格は税込み10万円を越えます。
ドルでの価格設定を見てもわかるように、この価格設定はGPU市場の中ではミドルクラスという位置づけになります。コストパフォーマンスに優れた製品だとうたっています。
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