MSIのRadeon RX6750XT搭載のグラフィックカードですが、最近は価格もこなれてきて、かなりコスパ高くなりました。改めて機能面で振り返ってみたいと思います。
MSI Radeon RX 6750 XT MECH 2X 12G OCの詳細
MSI Radeon RX 6750 XT MECH 2X 12G OCは、AMDの次世代グラフィックスアーキテクチャであるRDNA2を採用したグラフィックスカードです。
中核を成すGPUコアはNAVI 22で、この上位モデルRX 6750 XTにおいてシェーダーユニット数が最大化されています。コア数はStream Processorが2,560基で、12GBのGDDR6メモリを搭載。メモリインターフェイスは192bit幅を確保しています。
RDNA2の特徴
RDNA2アーキテクチャの大きな特徴は、パフォーマンス/Watt比の大幅な向上にあります。より少ない消費電力で、RDNA初代の製品より高い演算性能を発揮できるのです。グラフィックス性能当たりの発熱や消費電力が抑えられているため、静音性と省電力化が両立しています。
NAVI 22グラフィックスは、RDNA2コアを最大限に生かすことができる帯域幅を備えています。12GBのGDDR6メモリと192bit幅のバスを組み合わせることで、アプリケーションから随時大量のデータを高速読み書きすることが可能になっています。
出力端子について
ディスプレイ出力端子はHDMI 2.1とDisplayPort 1.4を合わせて4系統で、解像度4096×2160(4K)、リフレッシュレート240Hzでの表示に対応します。
デュアルファンとヒートパイプ
冷却機構が大型のデュアルファンを採用しており、中低負荷時はセミファンレス制御によってファンを停止。静音性が高められています。
ヒートシンクとファン間には、高性能ヒートパイプが配置されて効率的に熱を外部へ逃がす構造になっています。
MSI Radeon RX 6750 XT MECH 2X 12G OCのレビュー
MSIのRadeon RX 6750 XT MECH 2X 12G OCを実際にゲーミングPCに組み込んで使用感を試してみました。AMDの次世代GPUアーキテクチャであるRDNA2を採用した本製品は、従来のRadeonよりも大幅にパフォーマンスが向上しています。
全体として、RDNA2世代のグラフィックスカードらしい高い省電力性と静音性を保ちつつ、1440p解像度であれば最新AAAタイトルでも安定した高フレームレートを実現でき、RDNA2の実力を十分に発揮できています。最新モデルに比べると物足りなさはありますが、5万円台で買える事を考えれば上出来かなと思ってます。
冷却対策もよい
MSI独自の冷却ファンによって冷却性能が高く、長時間のフル負荷でも定格クロックから大きく下回ることなく安定稼働。オーバークロック時のマージンも十分です。バックプレートの補強と大型ヒートシンクの搭載により重量感があり、作り込みの妥協のない高級感ある一品という印象です。
デザイン性では、黒基調のシンプルな外観ながらレーザーエッチング加工のアクセントが映えます。MSIのドラゴンマークがカッコいいです。落ち着いた雰囲気のシステムとの相性も良いでしょう。
購入について
楽天かAmazonも良いのですが、価格だけみると、BTOショップでもあるTSUKUMO(九十九電機)が安いです。在庫はすぐになくなる傾向があります。
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